EDタチのいい話、悪い話
ED診療ガイドラインによるED治療の『第1選択肢』は、まず内服薬。バイ
アグラ、レビトラ、シアリスといった3種類ある「PDE5阻害薬」だが、中に
は使えない人もいる。
「無効例は約30%。主にニトログリセリンなどの狭心症の治療薬を使ってい
る人で、併用すると血圧が急激に低下することがあるからです」と説明するのは
、東邦大学大森病院リプロダクションセンター(泌尿器科)の永尾光一准教授。
では、その場合、ED治療薬とともに第1選択肢に挙げられているのが「陰圧
式勃起補助具」。陰茎にプラスチック製の筒をかぶせ、ポンプで真空状態をつく
り血液を陰茎に充満させる方法。有効性86%、安全性95%と非常に優秀だが
、陰茎の根元をゴムバンドで留めておくので適切な使用時間は約30分。何より
操作に10分ほどかかるので、盛り上がったムードがぶち壊し。あまり人気がな
いのが実情だ。
そこで、『第2選択肢』となるのが、血管作動薬を陰茎の付け根近くの海綿体
に直接注射して勃起させる「陰茎海綿体注射」だ。「即効性があり、ED治療薬
と違うのは性欲や性的刺激がなくても、注射後10分以内にムクムクと強制勃起
するところ。約2時間持続して、有効率80%以上です」
欧米ではPDE5阻害剤が開発される以前から、この自己注射がかなり普及し
ている。が、日本では自己注射が認められていないので、主に血管障害によるE
Dかどうかの検査で行われている。
実際に試すとなると、病院から急いで帰宅するか、ホテルへ直行なのでとって
も慌ただしい。ただ、日本性機能学会が認可推進委員会を設け自主研究を進めて
おり、東邦大など一部の施設では自己注射が可能だ。
次回は最終選択肢、究極の移植手術を紹介する。
ZAKZAK 2009/01/05
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